企業が欲しがる「グローバル人材」とは何か
日本企業がよくいう「グローバル人材」が欲しいという言葉は、私が思うに、このような意味で使われていると思います。
「日本企業が、海外に進出するときに、その立ち上げから、運用まで実行できる人」
厚生労働省が企業経営者に調査をした結果、今求められている人材とは、このような人だとわかったそうです。
「未知の世界、時に非常に厳しい環境に、『面白そうだ』『やってみたい』という気持ちで、積極的に飛び込んでいく前向きな気持ち、姿勢・行動力を持っていること。そして、入社後に一皮、二皮剥けるため、『最後までやり抜く』『タフネスさ』があること。しっかりと自分の頭で考え、課題を解決しようとすること。」(厚生労働省、第9回雇用政策研究会資料)2012年7月23日)
アホか。勘違いしているのはお前だ。海外進出・立ち上げは経営者の仕事。(中間)管理職・労働者は運用から。厚労省の調査をどう読み違えたら、そうなるんだろうか?
海外事業の立ち上げ時の経営判断の量、重さ、スピード感は半端じゃないが、労働者に経営判断はできない(裁量権を逸脱することが多い)から、いちいち経営陣にお伺いを立てることになる。例えば大企業の役員会なんて月1回。そこに向けて稟議を上げていくなんてことをやってたら、一体立ち上げに何年かかるのやら。
もし、こういう人材を求めている経営者がいるなら、そいつに自分の席を明け渡した方がいい。
それと、こういうグローバル人材にあたる人間は転職活動なんてする方がおかしい。さっさと事業家として独立しろ。
こんなことをぬかしている輩が社長の会社ってどんなんよって見に行ったら、転職成功事例がComing soon!だった。
ただ単に求人企業からからかわれているだけか?
では、企業が育てるべき、採用すべきグローバル人材像(管理職)とはどんなものであろうか?新興国だとこんな感じかと思う。
- ガタイがデカイ、ルックスがいい、明るい、声がとおる、タフ
- 人格が立派である(いじめとかしない、使えないヤツをすぐ切らない、自分さえよければいいと考えない)
- 現地の文化・習慣に敬意を払いつつ、日本の企業文化との妥協点・ルールを示し、スムーズな企業運営を実現する
ルックスや体格はGiftで、後から獲得できるものではないが、これを持っていると現地ではかなり有利である。中華系企業はわざわざ白人をこのために雇ったりする。
人格が卑しいと、人はついてこないし、下手したら殺される。
最後は、国内でも組織間の調整とかに必要な能力。上記の2つが備わっていると、これが実現しやすくなる。
一言でいうと、女にモテそうな男をとっとけ、と。