MacBookを買い替えた。OSは今更のMavericks。

と言っても(当然)最新型ではなく2010年型。3万円だったのでついね。

今まで使っていたのは2007年型でそろそろ10年選手。ほぼ24時間働かせているが、ファンが回りっぱなしで部屋が暑くなる。暖房機か。

 

2010年型はポリカーボネートMacBookの最終バージョンで、2007年型とは形から何からあらゆるところで進化している。使い始めて1週間しか経っていないがとても満足だ。ファンが回らないから(壊れてたりして?)。これで3万円なんて!メモリなんか2GBしか積んでいないのに!

 

OSはSnowLeopardからとうとうMavericksに2段飛び越した。Lionがしっくりこなかったのでずっと様子を見ていたが、買い替えを機に比較的評判が良く、かつ枯れたバージョンへ移行した。2007年型はLionまでしか走らないんだよね。2010年型はEl Captainへもいける!

 

Mavericksは既に正規では入手できないので、偶然道端に落ちていたものを拾い、ディスクユーティリティで8GBのUSBメモリにブートOSを作成。そこから起動してクリーンインストールしてみた。チョー簡単だ。

Windows用ヘッドセットをMacで使う方法

すんごい安物のヘッドセットってあるじゃないですか、こんなの。

TIMELY ヘッドセットマイク HEADSET-A010BK

TIMELY ヘッドセットマイク HEADSET-A010BK

 

マイクとヘッドフォン用のミニジャックピンが別々で、マイク用のが3極(ステレオ)のやつ。このマイク、プラグインパワー式って言って規格がないのにWinPCが対応したために広まっちまった鬼子のような存在なんだよね。規格がないのは、ミニステレオジャック自体に(1800年代!から)規格が無いため、接触不良問題があり、そこにさらに直流電流を流そうという、筋がワルすぎて使えないから。当然(?)Macは非対応で、LineIn端子から直流給電してやらないから全く使えない。しかしながら数で圧倒的なWinPC用にこのタイプのヘッドセットばかり作られている。知らないで買ってしまい、知恵袋へ相談している人も数知れずだ。

 

一方、安いは正義。価格差数十倍、ヘタしたら百倍超ともなると筋が悪いとはいえ無視できない。

ビデオカメラや高級録音機の外付けマイクとして使う場合ではなく、Macに接続するだけなら結構簡単だ。2〜300円のUSBサウンドカードを介して接続するだけですわ。

 

USB 2.0 Mic Speaker 5.1 Audio Sound Card Adapter

USB 2.0 Mic Speaker 5.1 Audio Sound Card Adapter

 

 Mac用のドライバーも必要とせず、システム環境設定>サウンド>入力から、「サウンドを入力する装置を選択」で「USB PnP Sound Device」を選択するとマイクが使えるようになる。なお、出力はMacの外部出力ポート「デジタル出力」をそのまま使用した方が音がいいですわ。USBサウンドカード経由だと、出力を上げるとすぐに音が割れ、ノイズが発生しますから。なお、レーテンシーが凄まじく、DAWで使うことは難しいでゲス。

 

2〜300円出すのも惜しいなら、MacのLineIn端子にヘッドホン側のジャックを突っ込み、ヘッドホンに向かって叫んでもいける。音はそんなに悪くないが馬鹿に見えるのが難点。

 

DAW用にはしっかりカネを出して、せめてダイナミック型のマイクを用意した方がいいと思うけれど、小型のクリップマイクがどうしても欲しい場合に、ミニステレオプラグ・ジャックと通常のモノラル・フォーンプラグの間に電池を仕込めるようにしたデバイスがあり、近々試してみたいと思う今日このごろでゲス。

 

あと未確認だけれど、2ジャックのヘッドセットを4極端子のミニジャックに変換するプラグがあり、これを使ってiPhone等のスマホ経由で音を取り込める可能性もある。

 この場合、MacのLineInにスマホからのヘッドホン出力をつなぐ。手元にiPhoneが無いので、マイク入力をダイレクトにヘッドホンに返してくれるアプリがあるのか、分からない。誰か人柱プリーズ!

 

 

RockSmith RealTone Cable を使ってギターを録音してみる。

RockSmithというギター練習ゲームがあるのをご存知だろうか。

ロックスミス2014 (通常版)

ロックスミス2014 (通常版)

 

 とにかく1曲最初から最後まで弾けるようになるというもので、「これが最速のギター上達法!」と謳っている。

 

さてこのゲーム、ギターのフォーンジャックとPCのUSBソケットを1本のケーブル「リアルトーンケーブル」で直接接続するのだが、このケーブルがAppleのGarageBandでも使えるようになっている。要するに簡易オーディオ・インターフェースなのである。

 

ロックスミス リアルトーンケーブル

ロックスミス リアルトーンケーブル

 

 

で、このケーブルをREAPERで使えるようにする方法が、こちらのビデオで紹介されている。


How to use Rocksmith cable on Mac (Set up ...

  1. RealTone CableをMacに接続する
  2. Audio Midi 設定を開く
  3. 左のボックス下の「+」をクリックするとボックスに「機器セット」が出現、右のボックスの中から「RockSmith USB Guitar Adapter」と「内蔵出力」など出力側の何かのチェックボックスをクリックする
  4. 左ボックス内「機器セット」の名称を「RealToneCable」等、英語名に変更する

以上でGarageBand以外のアプリケーション、REAPERやAmpliTubeでもこのケーブルを使えるようになる。。。のだが、自分の環境では音が悪くて実質ムリだった。

RealTone Cableを持っている人は試してみてください。うまくいくとiPadなんかにも繋げられるらしいので。

 

 

REAPERがいつの間にかアップデートして5.1に

貧乏DTMerの味方、REAPERが5.04にアップデートしてたので入れてみた。

良い点

  • 相変わらず、5秒待てば全ての機能が使える神対応
  • 相変わらず軽くて、MacOSX10.5から使える神対応。さらにWINEでも動く
  • ルックスが現代的になったが、基本いっしょなのですぐ慣れる
  • vst3が使えるようになった
  • VCAグルーピングで複数トラックの音量コントロールが簡単になった
  • メトロノームのビートパターンを作れるようになった
  • VIDEO関連機能の大幅強化
  • 5.0の強化点はこちらに詳細あり。

    reaperblog.net

    • ビデオツアー(英語)

    • 5.1のアップデートも大きい

      reaperblog.net

    • ループ時の特にmidi関連の挙動について修正されているのが地味にうれしい。
    • id3のタグ検索も
    • さらにこちらには5.1のアップグレード点がビデオに。

 

これはアップグレードしない手はない。

ダウンロードはこちらから。

 

REAPER | Download

 

というか、YOU買っちゃいなよ。

一般ユーザーはたった60ドル!

REAPER | Purchase

 

SWSエクステンションも忘れずにインストールしてね。日本人は知らない人も多いんじゃないかな?REAPERが不得手なクォンタイズ部分が強化されるよ。グルーヴ・クオンタイズ!

www.sws-extension.org

 

 

 

 

 

悪魔のしもべ、AmpliTube 3 がセール中!

ギターアンプシミュレーターの世界は激戦区である。

有名どころでは、

  • AmpliTube
  • Pod Farm
  • Guitar Rig
  • TH2

の四天王。それ以外にも、無料が売りの

  • AmplifikationLite
  • ampLion Free
  • Nick Crow 7170 Lead
  • Nick Crow 8505 Lead
  • Ignite Amps
  • LePou Plugins
  • Torpedo PI-FREE
  • Soldano X88
  • Dirthead
  • CaliforniaSun
  • Shred 1 Suite
  • poulin LeCto
  • poulin LeGion

 と、ちょっとググればヤマのように出てくる。

 

音的には、けっこうもっさりした感じのものが多い。あと歪みすぎとか。

 

この中でやっぱり使えるのはAmpliTube 3!他のがジャッとかズザッとか、ちょっと鼻づまりな鳴り方がするのに対し、ギャッって感じでくる。ココロワシヅカミ。自分の中では一番完パケ、マスタリング後の音、曲中のギターの音に近い。他のはスタジオでアンプを鳴らした時の音のような?僕は曲が作りたいからAmpliTube 3!

 

 

  け

 

    ど 、

 

CPUパワーがめちゃくちゃ必要。使いはじめるとすぐにkernel_taskのCPU占有率が急上昇し、音が途切れ始める。これを防ぐには、QualityをEcoモードにし、アンプとキャビネットを1つづつしか使わないルーティング設定を使う。歪みはストンプボックスを利用する。これでなんとか非力なノートパソコンでも使える。アンプ2つは贅沢だ。贅沢は(素)敵だ。でも他の音をせこくしてでもAmpliTubeにはいい音を作って欲しい。機材が制限される中でのこの悩み。AmpliTubeは悪魔だ。神アプリではなく悪魔アプリである。

 

で、この悪魔アプリが現在セール中。次のVer.4が10月29日に発売されるので。

IK Multimedia ○ギターモデリング・プラグイン AmpliTube 3 キャンペーン版【国内正規品】

IK Multimedia ○ギターモデリング・プラグイン AmpliTube 3 キャンペーン版【国内正規品】

 

Amazonではイケベ楽器等から10260円で販売中だが、我らがサウンドハウスは税込み9500円

 

このキャンペーン版には通常版と同じく、全部で160種類のモデルが収録されている。 急げ!

 

さて、次のVer.4の情報はこちらに。音も確かめられる。

www.dtm.review-preview.net

前売り価格は100USドルと安い。しかし、入っているアンプは9種類、キャビネットも10種類だ。Ver.3のモデルを引き継げるので、両方買えってことですね。Ver.4は残念ながらMacOSX10.7以上を要求。おそらくCPUも泣きが入るであろう。SnowLeopard派としては指をくわえて眺めているしか無い。

 

いずれにせよ、Ver.3は買って損なし。持っていない人は今のうちに。

 

救世主 MT PowerDrumKit 2

悪しきAmpliTubeの魔力に囚われ、その代償としてkernel_taskの暴走を阻止するためにトラックのフリーズ化をバンバン進める一方、core i7とかi5なんかをチラチラと横目で見ていたわけであるが、ここに来て救世主が現れた。

MT PowerDrumKit 2である。無料である。最初の起動時にオーソライゼーションを求められるが、一回きりのようだ。太っ腹。

Addictive Drumsを起動するとCPU占率が7%弱に達するのに対し、MT PowerDrumKitでは何と1%以下。ほぼ10倍の効率である。そのかわり、音場の設定、各パーツの音作りが全く出来ない仕様。しようがないとか言ってる場合じゃなくて、デモ音源を作ることを第一目標とすれば、この辺は全く割り切れる部分である。パーツの音にしても、全然悪くないのだ。ベードラだけ内蔵コンプをかけて少し持ちあげるだけでゼンゼンいける。

プリセットのmidiグルーブは基本グルーブ+基本グルーブ毎のフィルを選択するもので、とてもわかり易い。ただAddictiveと比べると単純過ぎる。ので、AddictiveのグルーブをDAWに落として、それをMT PowerDrumKitで鳴らすことにした。MT PowerDrumKitには別途、有名どころのドラム音源対応マップが公開されていて、それをsettingから読みこめば、そのままあの凝ったmidiグルーブを流用できるのだ。実際やってみると、全く違和感がない。

全体として良いフレーズができたら、その後でドラムをAddictiveの音色に差し替えることも出来る。

ああ、神様ありがとう。またSnowLeopardの寿命が少し伸びたようです。。

音楽制作環境その後

とりあえず現在の音楽制作環境を記録しておく。結論から述べると、ネット上の定番に落ち着いた。

PC: MacBook Late 2007 (core 2 duo 2.0ghz) + memory 3gb + SnowLeopard 10.6.8

  • 今後のことを考えると、SnowLeopardが動く2010年産のMacBookもしくはMacBookProを入手したいところ。
  • kernel_taskの暴走が始まると音楽制作どころではなくなる。ま、暴走するのはほぼ音楽制作時のみだが。
  • なのでMenuBarにCPUの温度を表示するTemperature Monitor Liteと、何がCPUを専有しているか表示するMiniUsageを仕込んでいる。

DAW: Reaper

  • 実質無料でVSTとAUが使えるのはこれ一択である。
  • それなのに依然マイナーな存在であるのは何でだろ?カネにならんからかな?
  • 重いVSTプラグインをしこたま使うので、トラック>フリーズを多用。せめてレンダリング&元ミュートにしたい。
  • プロでカネを稼いでいるならともかく、趣味レベルなんだからどこかで妥協しないとね。
  • 設定はサンプリングレート44.1khz、ブロックサイズ256。Loop Recordingをat eachで。アイテム>Takeで編集していく。
  • 今後の課題:MIDIエディターのクォンタイズについて、より知識を深める必要がある。

Drums: Addictive Drums (1)

  • 音もMIDIパターンも言うことなし。
  • CPU負担は重い。
  • 今後の課題:別々のセットのパーツ(BDとかSDとか)を組み合わせて、自分好みのセットを作りたい。

Bass: Independence Freeのプリセット or 4front bass

  • Independence Freeはフィンガリングノイズとか乗ってて楽しい。
  • 4front bassのCPU負担は軽い。音は脇役的。
  • 入力は後述のMIDI GUITARを使用。

Guitar Amp Sim: AmpliTube 3

  • 音は華やか。操作性もいい。
  • CPU負担は重い。ecoモードでも。特にアンプを2つ使うと。
  • AmplifikationLite、ampLion Free、Guitar Rig 4、TH2など試したが、結局一番メジャーなところに落ち着いた。

Guitar: Martin Backpacker (初期型)+ アーテック ピエゾピックアップ A1-OSJ

  • 2000円しない安いピエゾ・ピックアップだが全然使える。ギターの形状が異常なものなので、エンドピンにジャックを仕込むヤツだとやばかったと思う。
  • AmpliTubeを通すとアコギとは分からない。
  • ギターは右肘が固定できないとカッティングが辛い。

Audio Interface: Roland DUO-CAPTURE mk2

  • ダイレクトモニタリング機能がついているものでは、最安製品と思う。
  • 外装はチャチだが音は悪くない。Macのphone端子より明らかに良い。
  • マイク用のファンタム電源とか必要ないし、USBバスパワーで動いてくれるのは有り難い。

Keyboard: 安物のUSBキーボード(鍵盤ではない)

  • バーチャル・キーボードで黒鍵にあたる2,3,5,6,7,9,0,s,d,g,h,j,lのキーをアクリル塗料で白く塗っている。
  • 邪魔にならないのが良い。自分には鍵盤より使いやすい。ベロシティなんていらない。

その他入力: MIDI GUITAR (JAM ORIGIN のVSTプラグイン)

  • 実音をMIDIデータにしてくれるスグレモノ。レスポンスも早い。ポリフォニックでも使えるのは脅威。
  • CPU負担は重そう。
  • 使い方:FXでVSTからMIDI GUITARを選択。トラックの赤丸レコードボタンを右クリックし、Record: Output>Record: output (MIDI)を選択するとMIDI情報で録音される。もしくは生音で録音し"Record: input (audio or MIDI)"、別トラックを立ち上げ、FXでVSTインストルメントを設定、Record: Output>Record: output (MIDI)を選択、I/O>レシーブで生音を入力するトラックを指定する。

Monitor Headphone: Sennheiser HD580

  • 一体、いつからあるのだろうか?20年近く使っている気がする。ウレタン部分が完全に加水分解してしまっており、ドライバーが丸見え状態。なんとかしてやりたい。
  • 音は未だに良い。他の(低音強調で誤魔化した)安物とは明らかに違う。ただ、よく聞こえすぎでモニターとしてどうかと言われると。。

Speakers: Logitech Z120

  • 1500円とは思えないバランスの良い音。
  • Macのphone端子に接続している。

以上、簡単ではありますが報告終わります。